日本インテリアコーディネーター協会

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icon子ども研究会「シュタイナー建築の認定子ども園の見学会in福島県」開催レポート 8月31日(木)

[2017年10月25日]

2017年8月31日(木)、icon子ども研究会で、福島県須賀川市にある認定子ども園「りのひら」へ見学に行って来ました。絵本・シュタイナー玩具専門店「よちよち屋」店主の中本さんがこの見学会を企画し、参加者は子ども研究会のメンバー以外の方も加わり8名程。現地では「りのひら」を設計・デザインした建築家の岩橋亜希菜氏から直接園舎の案内・説明を受けることができました。

この「りのひら」はドイツ発祥のシュタイナー教育に基づいた建築様式を取り入れており、外観も内部も、日本の子供の教育施設では珍しい、見たこともないような世界が広がっていました。
住宅街を抜けた小高い丘の上に「りのひら」はありました。淡いラベンダー色とオレンジ色の木造の外観に一同、歓声。新鮮で目を引く色づかいですが、周囲の風景に不思議と溶け込んでいました。


淡いラベンダー色とオレンジ色の園舎

年少さんのクラスは母性的なピンク色。楕円形の天井が特徴的

年長さんのクラスは理性的な淡いグリーン。窓もひとつひとつ形が違う
園庭を囲む平屋の園舎には、0歳児から6歳児までの8クラスがあります。特筆すべきは、やはりその色づかい。各部屋の壁の色は、低年齢ほど母性的な暖色系、年齢が上がるにつれて理性的な寒色系になっていきます。窓から入る日の光が壁の色を照らし、光と影を落として刻一刻、部屋の印象を違うものにしていきます。

五角形の天井

グラデーションに塗られた廊下の円柱
シュタイナー建築は、機能的、合理的、均質的なものとは対照的な建物です。教室の形は、五角形や複雑な形をしており、同じ形の教室が2つとありません。天井も円ではなく、あえて楕円形にした教室も。それは、少しゆがんでいたり、欠けていたり、同じものは2つとない自然界の、あるがままの姿を表現しているからだそうです。
このような自然のリズムを感じる環境で長く過ごすと、子ども達は自然と穏やかで、美しさに敏感なひとに育っていくそうです。
色と形を大切に考えるシュタイナー建築。研究会のメンバーは実物を初めて見て、その素晴らしさを肌で感じることができました。
翌日、開園した「りのひら」。まだ日本には数少ないシュタイナー建築の園舎が、子ども達の成長にどのような影響を与えていくのか、見守っていきたいと感じた見学会となりました。

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